闇夜に羽を
それは 手をつないでてもどこかぎこちない
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れんさ
中学生は よりいじめからひどく連鎖される
町の二校が合併して中学にあがるとなれば
根も葉もないうわさが飛び交い
瞬く間に全校に知れ渡る存在
味方は研修の先生二人と保健室の先生と理科の先生のみ
あとは全校の生徒とそのほか先生もいじめをする対象だ

決定づけたのは 一年生の午後

みんなと 同じ 方へ行ったり手をあげたり固まるのが
苦手だった とても

セーラー服の中に夏用の体操着を着なくてはならないジンクスがあって
それに従うのがとても変だと思ってた
乳液も化粧品のひとつだと思ってたから 顔の皮向けがひどかった

授業はさっぱりわけわからない事をやっている
とりあえずノートに黒板で書かれた部分を写すだけ
社会の先生が好きだった 夢で現れる理想の王子さまに似てたのかも
何かの質問され 全員が手をあげてた中 私はあげない

なぜ?と 問い詰められた とたんに夢の人に似た先生が
怖い人物になって心をこわした 音を聞いた
全員が私の方へ刺すような瞳でみつめてくる
ただ 人の真似して同じようにする のがいやなだけ
こわいやら はずかしいやら せめられてるやら

涙が滝のようにあふれ出た 鼻水もでた 嗚咽もでた
苦しくって 悲しくって 言葉にできない自分がくやしい
キラキラしてたものが 色あせてゆく
冷えた授業の後 バイキンあつかいされて掃除を押し付けられた
みんな避けてく 同級生も先輩も先生も・・・
見え透いた同情でも まだ あたたかい人へすがりつく

保健室にいることが多くなった 

理科室の準備室へいるのが多くなった

優しい研修先生がいる職員室にいるのが多くなった

いつしか不登校にもなっていく
時々休んでは教室に寄り付かない涙の学生

現在は少人数でほどよい関係をつくれてるようだけど
私の時代はそうではない 11クラスもあるほど多かった
外見とか同じ方向へいかない迷惑な不良だと言われた

部活は強制方式だ 何かひとつ入らないといけない
バドミントン部に入った 部活の練習が厳しすぎてやめた
美術部に入った 入っただけで活動しない帰宅部
壁画を描くことがあったらしい 私は参加してない 知らされてない

一方的な悪意といじめが姑息なやり方で増殖する
向けられる感情や声に目線が なにもいわなくてもわかった
うらやましいのは屋上とかで授業そっちのけで 遊んでる本当の不良
あのこたちは自分のやりたいようにできるんだから・・・
林間学校や課外授業と旅行だけは 行ってた

これも親のいいつけ お金関係で行かされた
席変えも班割りも 私がいることで 殺伐した空気になるのに
閉ざすことを覚えてゆく 机に伏せて涙も隠せるから
隠しながら絵画の空想世界へ 小説の読書世界へいけるから
出席番号がいつも49だった なぜだろう?と暗い心の私はいった
“死苦”なんだ と

五年生で二週間の入院をしたことがある

六年生で三日の入院したことがある

中学二年生で一週間の検査入院をしたことがある

体内も心もずたぼろだ


卒業生になった頃
おじいちゃんが死んだ

授業中呼び出されて 即効で九州へいく
仕来り しつけ 宗教 にうるさすぎる方の姓側の一族
そこは騒然としていた 棺おけの前で・・・

兄弟が8人いて 8人とも殴りあいの喧嘩をするのだ
棺おけのおじぃちゃんがとても悲しそうにみえた
あまりにひどいので 子供たちだけ別の離れに連れていかれた
そこは 従姉妹が従兄弟と恋愛している場所だった

すべてが気持ち悪い 吐き気がする
こんな一族に こんな一族の血をひいてるのが苦しい
外に出た 涙が止まらない 死にたいのは自分だ
変われるのなら変わりたいほんとうだ そうしたら丸く収まる
どうして死者の前で喧嘩する? どうして死者の隣で恋愛する?

遺骨を入れるときがきた 私は一度拒絶した
ずっと離れなかったんだ 死んでいいのは私だけなのに
なんとか押し込めて 遺骨を瓶につめた 誰もそれを知ろうとはしない
このおじぃちゃんの死で 誰かのかわりにいつでも逝きたい願いは
連鎖して枷となり いつの間にか時期は卒業間近になった
五年生と同じく 違うけど渡り廊下で 飛び降りようと思った


できなかった 空がダメだといったのだ 風が生きろといったのだ

そうして 祈りを叶えるため進みなさい と


この町にいるのは終わらせよう
長距離でも遠い場所へいきたい 生まれ変われるような場所へ・・・

知能障害やコネで入れるようなちょっとした障害者が
楽に入れるという専門学園に受かった
和洋裁で加古川から神戸という電車通勤の場所だ

髪も伸ばそう
身なりもきちんとしてみよう
笑ってみよう
もう 苦痛だらけしかない学生生活にならぬように


つぎはぎの心身で 幻覚幻想に落ちながら

逃げ道を 救い主を

捜し求め走り出す

危険な獣道 

石が岩が剥きだしで細く険しい 

私の道

はしって はしって はしって はしって

どこまでも・・・?



テーマ:トラウマ - ジャンル:心と身体

ヨドム
空想や現実に逃げ込んだ子は
いつしか 絵を描くようになった
求めてる人間やそばにいてほしい動物など
絵によって“そこから”逃げ隠れることを覚えた
それしか存在の意味がなかったんだろう

多くない年月を生きてるけど それでも疲れた心が老体のように


ヨドム影が終わりのない苦しみをささやいてる
見かけでも頭脳でも劣ってるらしい子が思う先はひとつ
ヨドム暗い嘆きのかなしみを教えてくる
小学校5年生 入院する程弱った体に 渡り廊下の空が魅力的だった
この手をはなせば ここから身を乗り出せば 解放されると信じて

すこしづつヒビが入った心 壊れてく音を知る子
渡り鳥のように 自由でいたい 幽霊でも何でもいい飛び立ちたかった


小学六年生になれば とてもいい先生と出会う
今おもえば 先生はただ いじめ・家庭内・闇をまとう私を守りたい
そんな気持ちで接していたんだろう
いつの間にか側にいて 楽しいこといっぱい一緒に教わった
この先生が一番救いの人だったと思う それぐらいにあったかい人

それでも空へいきたいという誓いは だれにも消せない願望
背負うものが重たすぎる漆黒の現実は 諦めと虚さが喰らう
綺麗なガラス心の子は 見えなき者を見るようになり
予知夢や幽体離脱もできるような体質へと変化した


ヨドム光と闇の 一日で一気に襲うめまいと混乱
忘れたいことだらけの連続 絵と六年生の担任だけがお友だち
動物を拾ってきても 近所の世間の目でいつもいつもドッグ・シェルターいき


二つのヨドンダ白と黒 混ざり合うことをどうする事もできず育つ
出会いなんてないほうがいい 手にお灸をさせられた 熱い恐怖
近所のともだちなってくれた子から 親が壊した 
しだいに引きこもりが多くなりだす 自然だけがやさしい世界


かけがいのない穏やかな場所って家族って いったいなんだろう
木漏れ日の安心できる日々って人間関係って いったいどこだろう
描くマンガのあこがれは 現実の正反対 恋焦がれるように切ない


離婚する!と出てゆこうとする母
この子たちはどうするんだ行かないでくれ!と泣き叫ぶ父
行かないで!!と号泣する弟
・・・そう 弟もきっと 壊されてゆくんだろう

お行儀良く 真面目に 親の言うことを全部きく
確かめてそうでなければ 外へ出され閉められる
私にとって泣き叫ぶのは “見放された瞬間”が とても激しい

非常な現代に
私は救えない 自分は大きな不安と悩みと葛藤の風に吹き荒れた子


どんなときも 理性無くして暴れて狂って 空に逝きたかった・・・



テーマ:たわごと - ジャンル:心と身体

迷路
小学校あがるときは 同じ住宅マンションの子とともだちできてた
それでも迷路のような螺旋階段の 闇は途切れない
しだいに加速してゆく ブレーキのきかないジェットコースターみたいに
ともだちの家へ遊びにいくエレベーターで 憎しみをぶつけられた


隣の毎日恐いこと言う姉妹の姉だった


何を言われたかは覚えてない
ただ・・・ 物凄い形相で罵詈(ばり)雑言をいわれたこと

夢で数え切れないほど その人から絞め殺される夢をみた
現実か夢か 境がなくなっている迷路に溺れてく
ともだちと遊ぶこと 家にいることがとても安心した

めずらしくともだち全員呼んで 外で遊ぶことになった日
エレベーター恐怖症にかかってる私は 
ともだちに「階段探検しよう」と提案した
まだ幼い私たちは10階から上の未知な世界に好奇心があったから


ひどく汚く ひどく冷たい怖い風がおそってきた


私たちは幽霊が出る!と 夢中で駆け下りていった
散乱した雑誌や切れ端 新聞紙にあらゆるごみ・・・

4階にいくまでの途中 見知らぬ男性につかまった
そこで受けた衝撃は 性 と おこづかい
こうしたら優しくされると思った どこへ行くかと追ってみた

その人は友達の隣の隣の人だった
なんだか臭い汚くなった手で ともだちとわかれて
水溜りで手を洗って 証拠隠滅のため 
市場の お菓子やでお菓子を買った
様子がおかしいと覚った娘の帰宅に 母親が気付いて暴く


荒れてく心 痛む感情 喘息になって呼吸すら止まりそう


全部白状した夜 
引越しすることを宣言した父親 せっかくできた友人ともお別れ

あの学校には未練はない
小学生は精神が病んでる人とかは受け入れてくれない
機械音から人の声がずーとしていると思い込んでビクビクしてた学校

引越しする前にお別れの贈り物とかもらった
帰り道は幼馴染と帰った 途中ですごくきつい坂道を下るところで
陽のあたたかい光がきれかった もうあえない友達とも距離をとった
このことは忘れないで また 新しい道へいけると信じて・・・


迷路の終わりは遠ざかってく 一軒家でも転校でも近所でも同じ


欲しかった学びたかったピアノは親の都合で未来を絶たれた
転校先は給食がおいしい以外 ひとりぼっちだった

学習障害に普通の授業がついていけないのは当然
毎日居残り 毎日父の説教と教育 そして塾
転校もあって よそもの と差別され一人にさせる

ふと 思った あのときの坂道でなんで なんで
車にひかれて死んでしまわなかったんだろうと・・・
どこいってもつらくいらない子なんだと身をもってしった
思い出になるもの全部処理しよう 消えてなくなればいい


見かけで性格で偏見で見られてる世界は 3年生の子供には重過ぎるよ


なにもわからなかった 
私の思いは全て潰されあきらめというのを植え込まれる

支えなくして 家庭暴力も離婚話も一層ひどくなって 
自分がなんだかわからなくなってた
気が付けば過食の太りすぎ 明るく何でも言うこときくいい子

夢の中がとてもいい場所だ
幻想や空想の中がとても落ち着ける場所だ
綺麗な場所とあたたかい光 優しさと夢の中の抱きしめてくれる存在だ
現実と正反対で永遠の眠りから覚めないでと願うのが日課になった


朝陽は学校を 昼間はいじめを 夕方は涙を 寝るまでは悲しい家族を


ここに生きてるって もういやなのよ・・・!!
上も下も迷路の螺旋階段は暗闇 抱いてくれる腕なんて同情だけ


いやでいやでたまらない 堕ちてゆく混沌の大地

追い出して閉め出される扉

一人っ子だったら もっと愛されると 長女である自分を憎んだ

弟がいなくなればいいと わら人形までつくった

子供の足では 冷たい寒くてさびしい 仕打ち・・・





テーマ:もういやだ - ジャンル:心と身体

へい
へいができてゆく めのまえに
次から次へと 揺れながら
へいができてゆく 幼稚園に行きだす私に

生まれて止まれ!と 願った日々は増して
軽い障害児だと判断された 最大の出来事
一つの覚悟などなく 否定ばかりで健常者に押し通す親
ふたつの幼稚園に通うことになった 幼いこころの葛藤


ふつうとふつうじゃない子のあいだで おどらされてるんだ


へいができてしまう ブロックのように
はなびらみたいに ちりながらつもってく


ふつうの子じゃない幼稚園がたのしかった
輝いてた私 おゆうぎが夢中だった
かくれんぼで門にわんこ来て ビックリしたけどお友達になれた

ふつうの子の幼稚園はさみしかった
先生も同じ組の子もなんだかつめたい空気がして 波間で溺れそう
窓の外は雪が降っている みんな外へ行かない 
みんなはみんな同じことをして 私だけ外で雪とダンスしていた


ちいさなぎもんはおおきなぎもん なんでかな?


障害児用のほうがやさしくてあったかい
普通児用のほうはなれなくてついてゆけない
お家戻ればよい子と頭いい子のお勉強ばかり待ってる・・・

叩かれないように 怒らせないように 
見てくれるように そばにいてくれるように
避けられないように がまんとしんぼうして
そんな 小学生までの私 覚悟と葛藤の


ちいさくておおきな こころの へいのかべ


空まで・・・




テーマ:生まれて最大の覚悟。そして葛藤 - ジャンル:心と身体

ネジレ
気が付いたときには すでに両親の険悪さがあった
とてもとてもおさいころ 保育園に入れるころ

物凄く怯えていた そうして抑圧の中暮らしていた
兵庫の13階の市営住宅の9階にある真ん中で
隣の人が怒鳴りちらす声 死を暗示させる声 毎日きこえる

それはまるで父親そのものだった
中途半端は許されない
ほこりひとつあれば監視のもとさせられる
気に食わないならちゃぶ台ひっくり返し暴力振るう

母は性も暴力もなにもかも恐れ 私を連れ九州へ逃げ帰るのが多かった


九州にいたころの記憶はまったくなかった 不思議なぐらいに
私はピアノとふわふわの布とキラキラしたものが大好きだ

いつも厄介払い 子供部屋に閉じ込められた
離婚っていう問題がそこからずーっと出ている
不安と孤独 恐怖と幻想 夜の母親のイヤらしいあえぎ声


母親が弟という赤ちゃんをつれてきた
父親は母親から私へと矛先を一点し始めた
それは長女だから
それは世間に出るのが多い年齢だから

ちゃんとしなさいっていう 笑われるのは俺だからと・・・


保育園は隅っこで一人にいるのがすきだった
人とは違うことをするのがすきだった


家庭内暴力 隣の加速する恐いこと 私をかばえば母がひどくされる
掃除がこわかった
勉強が恐ろしかった

ちょっとでも出来なかったら 暴行される 何か言おうとしても同じ
父親がまちがってるやわるいと判断したら
正座させられ4時間ぐらい説教とものさしで叩くのが多かった
父親がいない時間はしあわせ 母親がかまってくれる時間もしあわせ


弟の遊び相手は長女の私が世話をする 暗黙のルールさえできた


ネジレた家庭に育ったとても幼い子は拒食で骨ばった身体だった
ネジレた環境に育ったとても幼い子は身体も心も病がちだった

父親から いつでもベランダいって飛び降りたかった
母親から 見捨てられないよう哀しませないようがんばっていた
弟の 遊び相手につかれながら・・・


感情が爆発して 誰も気付けないような土管の中へ走って隠れた

こわかった いたかった おそろしかった


ネジレた世界は 小さく固く丸まって 自分で自分を守るしかなかった


わからない私の家の人 わからない隣の人の憎悪

わからない保育園で見られる 他の子と違う意味が

ただ私は逃げたかった 現実(ここ)から逃げれるならどんなことでも


ひどい悪夢がある

父親が母親にガラスの破片で首を切ろうとする
泣きながら私は守っている
それを跳ね除け 父は母の首を絞めようとした瞬間起きた夢

現実と夢との境がなくて わんわんと母にしがみついて泣いた
驚いてだきしめた母の手がやさしかった
背後で寝て起こされ 不機嫌な父が悪魔のような黒い塊の気がして
こわくてこわくて涙がいっそう出て 限界の夜中


なぜ離婚しなかったか? それは簡単

父が母を後から追いかけて 無理やり連れ戻すから
そう 乱暴なやりかたで

その父は他人と自分の苗字の家柄だけは よいお父さんだった

ネジレた子供のこころは怯えて掃除をする

ネジレた子供のこころはわからない勉強をさせられる

ネジレた子供のひとみは大人がこわくなった

ネジレた子供のひとみはいきるのが苦しくて それがなんなのかすら
わからなかった しらなかった


キラキラした光に逃げ込んでみる
自分が違うだれかになれればいいと

ふわふわのものにだきしめてみる
あたたかくてやさしい存在があればいいと

ピアノに夢をみる
綺麗な音でひいて やわらかい歌うたいながら いい言葉を奏でたいと


ネジレた

とてもとても幼い頃の話

だれひとり心のほうが壊れてるとおもってくれなかった時代


キシキシキシ・・・


ガガガガガガガガ・・・・


カタカタ・・・ガタン・・・


ギギチチチ・・・・・・



テーマ:あたしの存在 - ジャンル:心と身体



プロフィール

わのん

Author:わのん

1977.12.28 A型

人格障害
・境界性
・強迫性
と PTSD(トラウマ)
合併症として
抑うつ パニック症 
全般的不安障害

学習障害もある過去をもつ
大人と子供が同居してる存在



何も無い場所だけど

心にくくりつけた荷物を

空の色映した



光の世界はここに
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そよ風の間へ



MarianClock



心のうさぎ



セラピードッグ


『Livly Island』
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